食品業界最前線

年末年始の食卓事情 前編

<コロナ禍のクリスマス食卓事情>チキンはスーパーやKFC
ケーキは自宅近くの専門店が「買い場」として選ばれる
今年自宅でクリスマスパーティをする全国2707人調査結果

フィールド・クラウドソーシング事業を展開する株式会社mitoriz(本社:東京都港区、代表取締役社長:木名瀬博)は、全国のアンケートモニター(以下、POB会員)から月間1500万枚のレシートを収集する国内最大規模の(提携サイト含める)、日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID-POS購買理由データPoint of BuyⓇ(以下、POBデータ)」を活用し、生活者の購買行動を分析しています。

今回は、クリスマス商戦に向けて「おうちで過ごすクリスマスの食卓事情」をテーマに、2021年11月12日~14日に、全国のアンケートモニター会員を対象にアンケートを実施しました。

「今年自宅でクリスマスパーティをする」と回答した人(N=2707人:平均年齢51歳)の「クリスマスの食卓事情」に関するアンケート結果を報告いたします。

クリスマスチキンをスーパーで購入する人4割

クリスマスケーキは、近場の専門店で購入する人が半数以上

最初に、今年のクリスマスパーティでチキンを食べると回答した2099人の「購入場所や準備方法」は、4割が「スーパーで購入(41.7%)」となり最も多く、「ケンタッキーフライドチキン(23.3%)」がそれに次ぎ、「手作り(12.0%)」を上回りました<図表1>。

また、クリスマスケーキを食べると回答した2452人の「購入場所や準備方法」は、「ケーキ屋さんなどの専門店で購入(55.0%)」が半数を超え、「スーパーで購入(15.0%)」、「デパ地下などのケーキ屋さん(10.3%)」、「手作り(9.0%)」がそれに続きました<図表2>。

消費者からは、「チキンはスーパー、ケーキは近くの評判がよい洋菓子店で購入予定」、「チキンはKFCでケーキは専門店で購入予定」、「チキンは近所のジョナサン・ケーキは地元のケーキ屋さんに予約済」といったコメントが挙がり、コロナ禍の影響で、デパ地下などに出向き購入するよりも、「チキン」は普段から利用しているスーパーが買い場として選ばれ、「ケーキ」は自宅近くの専門店で購入する人が多い傾向がありました。

クリスマスパーティの1人あたりの予算「~2,000円」半数
品数は、ケーキ含まず3品程度が6割

次に、今年自宅でクリスマスパーティをすると回答した2707人の、「クリスマスパーティの飲食にかける1人あたりの予算」は、半数近くが「2,000円未満(48.4%)」と回答し、「2,000円以上~3,000円(30.9%)」、「3,000円以上~5,000円未満」がそれに続きました。

また、「ケーキ以外に用意する品数」は、およそ6割が「~3品(57.3%)」で、「4品(23.1%)」を大きく上回り、年代別でみると60代以上のうち、「5品以上(19.5% 全体平均」用意する人の割合が、(23.7%)と平均を上回り、最も多くなりました

クリスマスパーティで食べたい料理、定番のケーキやチキンが半数超える

最後に、今年のクリスマスパーティで食べたい料理を尋ねると(選択肢・複数回答)、定番の「クリスマスケーキ(67.5%)」や「フライドチキン(51.8%)」が半数を超え、「サラダ/マリネ(38.1%)」、「ローストチキン(35.8%)」、「ピザ(43.0%)」が続きました。

自宅でクリスマス当日の過ごし方については、「豪華な食事をお取り寄せして、家族で過ごす(30代、3人家族)」、「家族でいつものようにチキンとスパークリングワインとケーキを食べる予定(40代、3人家族)」、「夫婦2人なので、チキンやケーキを食べる以外は特に何もしない(50代)」、「夫婦2人でケーキ、ワインを飲みながらチキン、ピザ、フルーツなどを食べる(60代)」といったコメントが挙がりました。後半は、「年末年始の食卓事情」です。

[調査概要]N=2707人、今年のクリスマスに自宅でクリスマスパーティをすると回答した男女

調査期間:2021年11月12日~11月14日  インターネットリサーチ エリア:全国

調査機関:株式会社mitoriz

調査概要

 

~30代 40代 50代 60代 合計
女性 370 573 502 150 1595
男性 99 318 436 259 1112
男女計 469 891 938 409 2707
(%) 17.3% 32.9% 34.7% 15.1% 100.0%

 

マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy

Point of BuyⓇデータベースは、全国の消費者から実際に購入/利用したレシートを収集し、ブランドカテゴリや利用サービス、実際の飲食店利用者ごとのレシート(利用証明として)を通して集計したマルチプルリテール購買データです。

同一個人(シングルソース)から「消費行動」に関わる複数種類のデータを収集しており、ショッパーの行動結果からリアルなショッパーの実態に直接迫り、マーケティング戦略に不可欠なデータを、“より精度を高く” 企業・メーカーに提供します。

集計対象は、消費財カテゴリ68種類 約6,000ブランド、飲食利用カテゴリ10種類約200チェーン(2018年1月現在)。全ての利用証明に購入/利用理由(フリーコメント)がデータ化されています。

お問い合わせフォーム:https://www.sbfield.co.jp/contact/contact-corporation
サービスページURL:https://www.sbfield.co.jp/multi-idpos

株式会社mitoriz 会社概要

株式会社mitorizは、ソフトブレーン株式会社(本社:東京都中央区、設立年月日:1992年6月17日、代表取締役社長:豊田浩文)のグループ会社として2004年7月に設立(ソフトブレーン・フィールド株式会社)。2022年1月1日に、ソフトブレーン・フィールド株式会社から株式会社mitorizに社名変更。全国の主婦を中心とした10万人を超える登録スタッフネットワークを活用し、北海道から沖縄まで全国のドラッグストアやスーパー、コンビニ、専門店など227,537店舗以上をカバーし、営業支援(ラウンダー)や市場調査(ミステリーショッパー、店頭調査など)を実施しています。キャスト・データ・ネットワークを活⽤して、新たなつながりを創出し、⼈やモノの潜在価値を顕在化し、社会に新たな価値を提供します。持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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